この橋渡るべからず [今週の週刊少年ジャンプ]
今週の「奇怪噺 花咲一休」のとんち問答は「この橋渡るべからず」だ。
一休は旅の途中化け猫に遭遇する。カルマは化け猫に願印を宿し化け猫はお題をだしてきた。
カルマ曰く、一休はこの化け猫のだすお題に答えたならば化け猫の憑き物は剥がれ落ちるという。
化け猫のだしたお題、それは「鬼ごっこ」だ。化け猫が鬼で一休が逃げる。
明日の朝まで逃げ切れたら一休の勝ち。しかし化け猫に触れられたら負けである。
そしてもう一つ条件。この地にかかっている2本の橋、この橋は絶対に渡ってはいけない。
渡ったら容赦なくかみ殺すという。
そして鬼ごっこは始まった。化け猫は素早く、簡単に捕まるかと思いきやなかなか捕まえてこない。
「獲物で遊んでいるのだ」そして一休は橋の前にきてしまった。
一休は「橋の真ん中を渡ろう」と試みるが渡りきる前にかみ殺されてしまうと思いやめる。
一休はそこで閃き退路を断っちまおうと言い、斧で橋を支えるひもをぶった切る。
そして橋を渡る。化け猫は反則だといい、一休に飛び掛かるも橋が落ち届かず間一髪かわす。
一安心するも化け猫はひもの切れた橋につかまり一休を追ってくる。
一休は追いかけてくる化け猫に対しこういった。
「今おまえがやっているそれは橋を登るか、それとも渡るか」
化け猫は答えられず印は剥がれ落ち、みごと一休は化け猫に勝利した。
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